世界中で愛されるキャラクター、スヌーピーが登場するコミックス「PEANUTS」の作品が収められている「スヌーピーミュージアム」(東京都・六本木)が、2018年9月24日に閉館する。
だが、閉館を惜しむPEANUTSファンに朗報が舞い込んだ。なんと、2019年秋に、六本木から東京都町田市の南町田グランベリーパークに移転することが決定したのだ。8月16日、公式ホームページで発表された。
惜しむファンの声に...
六本木のスヌーピーミュージアムは、ファンが一度は行きたい、アメリカ・カリフォルニア州の「チャールズ M. シュルツ美術館」の世界初のサテライト館として2016年にオープンした。
国内にとどまらず、アジア圏を中心に世界中のファンを魅了したミュージアムだったが、再開発地区だったことから「期間限定」と決められており、惜しまれつつも2年半の歴史を終えることになった。
スヌーピーミュージアム事務局によると、閉館が近づくにつれて、「もっとやってほしい」など、ファンたちから惜しむ声が次々と寄せられた。
六本木のミュージアムをオープンしてからは、人気を博し、客足が途絶えることがなかったため、事務局も「期間限定ではなく、次の場所があっても楽しんでもらえるのではないか」と考えていたという。
本館である「チャールズ M. シュルツ美術館」は緑に囲まれた土地。候補地として本館の雰囲気に近いものを探していたとき、町田市などが開発を進めていた南町田グランベリーパークの施設環境に理想が合致した。
町田市ともに、この一帯の開発を進める東急電鉄によると、今回の移転で、スヌーピーミュージアムは六本木と比べると約2倍の広さに。また、公園に面した緑あふれる環境を活かしたアウトドア・プログラムを提供するなど、新しく生まれ変わるという。
スヌーピーミュージアムの担当者は「緑ある地の利を生かし、広い場所でこれまで以上にスヌーピーの魅力を感じていただけるかと思います」と話している。
移転のニュース、喜びの声が続々
閉館でさみしい思いをしていたファンに、まさかの朗報が入ったことで、Twitter上では「嬉しいお知らせ」「1年間これを楽しみに生きられる」など、喜びのコメントがあふれた。
南町田グランベリーパークって?
「南町田グランベリーパーク」計画は、東急電鉄・ 田園都市線の南町田駅近くに位置する鶴間公園と、2017年2月に閉館したグランベリーモール跡地を中心に、都市基盤、都市公園、商業施設、駅などを一体的に再整備し、「新しい暮らしの拠点」を創り出していくプロジェクト。
2019年の開業に合わせ、南町田駅は「南町田グランベリーパーク駅」に改称する。
開業時期:2019年秋
住所:東京都町田市鶴間三丁目3-1、4-1他
交通:田園都市線南町田駅直結/東名高速道路横浜町田ICから約1分
敷地面積:約83,000m2/延床面積:約151,000m2
店舗数:約200店