スミソニアン博物館、所蔵品4万点超のデジタル画像を公開 非商用なら再利用も無償

米スミソニアン博物館が、所蔵品を撮影したデジタル画像ギャラリーを公開しました。1億4000万点以上ある所蔵品のなかから選んだ4万点以上が公開され、私的用途であれば無償でダウンロード、再利用が可能です。

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米スミソニアン博物館が、所蔵品を撮影したデジタル画像ギャラリーを公開しました。1億4000万点以上ある所蔵品のなかから選んだ4万点以上が公開され、私的用途であれば無償でダウンロード、再利用が可能です。

このデジタル画像ギャラリーは昨年3月に「2015年の早い時期での公開」を予告していたもの。思いのほか早くその約束が実行されたことになります。

4万点を超える画像は、容量にして10テラバイトにも上ります。すべて中東~アジア地域を中心とした歴史的資料で、エジプトのレリーフ、チベットの曼荼羅、クメール王朝時代の陶磁器などが含まれます。なかでも日本の品は中国に次いで多く、葛飾北斎や林羅山の絵画、絵巻物、屏風、陶磁器から古い写真まで幅広いジャンルにまたがって公開されています。

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公開ページでは文化や国/地域、時代などから目的の所蔵品を検索可能。メニューをクリックして検索条件を指定できるほか、テキスト検索もできます。また各文化圏ごとの壁紙も用意しており、PCやタブレット、スマートフォンからGmail、Twitter、Facebook用のサイズなどが提供されています。

なお、スミソニアン博物館は非商用利用にかぎり、公開した画像の再利用を許可しています。学術・教育用途やプレゼンテーションはもとよりタトゥーの図柄、ハロウィンのコスチューム、無償かつ広告の入らないスマートフォンアプリといったものにまで利用可能とのこと。

ちなみに、スミソニアン博物館はその所蔵品が膨大なあまり、ごく一部しか展示することができません。そのため、少しでも多くの所蔵品を公開すべく、2013年には収蔵品の3Dプリントデータの公開をはじめています。また昨年12月には現職のアメリカ大統領バラク・オバマ氏を3Dスキャン、出力した胸像の展示も行っていました。

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