お風呂でスマホを使っている人は、このニュースを聞いたら震え上がるかもしれない。
ロシア・シベリアで、入浴中の15歳の少女が、スマートフォンを浴槽に落として感電死するという悲劇が起きた。
Newsweekなどの海外メディアが12月13日に報じた。
死亡したのは、シベリアのブラーツクに住むイリーナ・リブニコフさん。12月8日、スマホを浴室に持ち込んだが、濡れた手で持っていたため、浴槽に落としてしまった。
Yahoo!News UKによると、リブニコフさんは感電し、心臓マヒで死亡したという。スマホはケーブルに繋いで充電中だった。
両親が浴室で横たわるリブニコフさんを発見した際、既に死亡していたとみられる。
リブニコフさんは、古代ギリシャの総合格闘技「パンクラチオン」の若手チャンピオンで、ロシア代表チームにも選ばれた実力の持ち主だった。友人やスポーツ協会などから、彼女の死を悼む声が上がっている。
イルクーツク国立大学無線電子学部のユーリ・アグラフォノフ部長は、「水は電流を伝えやすい性質があるので、スマホが水に落ちた時に電気がショートしたのでしょう。もし、スマホが220ボルトのコンセントに差し込まれていなければ、悲劇は起きなかったでしょう」とNewsweekの取材に話している。
充電中のスマホによる感電死は、過去にも各地で相次いでいる。
BBCによると、2017年3月にはイギリス・ロンドンで、32歳の男性が浴室でスマホを充電しながら使っていたところ、充電器が水に触れて感電死した。
2015年2月にも、ロシア・モスクワで24歳の女性が浴室で死亡。充電していたスマホを浴槽に落としたとみられている。