デンマーク第2の都市オーフスにあるテーマパーク「Tivoli Friheden」の「スカイタワー」は、フリーフォール系ライドの一種だが、なんとブレーキを備えていない。なぜなら、そもそも「乗り物」がないからだ。
つまりこのアトラクションでは、まさに身ひとつで、高さ40メートルの塔の上から、30メートル下のネットへ降下する。テーマパークのウェブサイトによれば、落下中の最高速度は時速90キロに達し、ネットに受け止められたときには4Gの負の加速度を体験できる。
この「ライド」は、世界中に数多くあるSCAD(Suspended Catch Air Device)タワーのひとつだ。「GIZMOPOD」によると、その怖さは、研究者が臨死体験のシミュレーションに使うほどだという。
だが、ご心配なく。塔の上まで行ってから気が変わっても、名誉ある撤退の道は残されているようだ。「リフトに乗って上まで登り、景色を楽しむだけでもいいのです」とウェブサイトには書かれている。
冒頭の動画を見ても、まだやってみたいと思った人は、条件について知っておこう。まず年齢が14歳以上で、体重が50キログラム以上、120キログラム以下であること。
そして、腰痛や心臓疾患、高血圧症、てんかんなどの疾病がある人、骨折や傷口が完治していない人、あるいは(当たり前だが)高所恐怖症の人はダメだ。妊娠中の女性、アルコールやドラッグの影響が残っている人も挑戦できない。
[Ed Mazza(English) 日本語版:水書健司/ガリレオ]
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