小学6年生の時、好きだった男子がクラス写真にメッセージを書いてくれた。「(棒みたいに細い)ダナへ」と。
この時、人生で初めて痩せていることを恥ずかしいと思った。
私は小さい頃から...粉ミルクを飲むのをやめた頃から、ずっと細かった。しかも、アメリカの南部で育った私の周りはふくよかな体をした女性ばかりだった。その多くは私の家族だったけど、私が細いからといって、女性らしさに欠けると思わされたことは一度もなかった。
でも、私は「細い」ことを理由に体型批判を受け続けている。
医師の助手が、私の身長と体重が「普通」と違うからと言って心電図を取るよう強要してきたり、ファッション関係者から「すごく痩せてるね」と皮肉のこもったお世辞を言われたり...私の体型は常に話題にされる。
でもみんなが忘れているのは、これは私の体で、私が健康なら、なぜ批判されなくちゃいけないのか、ということだ。
比較的ふくよかな体型をしているある女性コメディアンは、私のような細い女性を「悪」と呼んで批判するようなネタを披露していた。私はそのネタに笑うことはなかった。彼女の敵意は、ボディイメージの根深い問題によるものだと分かっていたからだ。
コメディというプラットフォームを通じて、すべての女性が自分の体を愛すべきだと語る代わりに、彼女は細い女性たちをズタズタに傷付けた。
近年は、ファット・シェイミング(肥満への体型批判)に反対し、ありのままの体を愛するボディ・ポジティブ・ムーブメントの輪が広がってきている。
でも、多くの場合それは痩せている女性の気持ちを犠牲にしている気がする。
ボディポジティブは、ありのままの姿を受け入れ、ポジティブに愛そうという考えのはず。それなら、痩せている人もそのまま受け入れてはどうだろうか?
だから、私はスキニー・シェイミング(痩せヘの体型批判)に反対する。あなたも誰かを批判する前に、その考え方について再度よく考えてみてほしい。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
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