平昌オリンピックで「もっと犬を大切にして」とコメントしたオランダの選手が、不適切な発言だったと謝罪をした。
謝罪したのは、スピードスケート男子団体パシュート銅メダルになったオランダチームのヤン・ブロクハイゼン選手。
韓国の英字新聞コリア・タイムスによると、ブロクハイゼン選手は試合後にあった記者会見を終え、部屋を出る時に「どうかこの国で、もっと犬を大切にしてください」と、唐突に発言した。
このコメントに対し、韓国では「他国の文化に対する人種差別で無知な発言だ」「IOCは、人種差別発言を許すべきではない」といった批判の声が相次いだという。
AP通信によると、批判を受けたブロクハイゼン選手は発言を不適切だったと認め、韓国の人々や文化を侮辱する意図は全くなかったが、「私の発言で、韓国の人たちが侮辱されたことは明らかだ」と述べた。
また、「私を知っている人はご存知かもしれませんが、私は動物をとても大切にしています。しかし、あの場でするべき発言ではありませんでした」と謝罪した。
コリア・タイムスによると、韓国の犬を食べる習慣は変わりつつあり、若い人を中心に多くの韓国人は犬を食べない。しかし、今でも珍味として犬を食している人はいるという。