「髪の毛がないことが恥ずかしいことじゃないし この自分自身に誇りを持ってるし ありのままの自分で」
競泳・池江璃花子選手が白血病の治療を経て、自然な姿でメッセージを発したSK-IIとのコラボ動画。池江さんのTwitter投稿には、33万以上の「いいね」と「勇気をもらった」など3500ものコメントも寄せられ、大きな反響を得ている。
今回、池江さんが、反響への喜び、改めて私たちに伝えたいことを明かし、コロナ禍でもおしゃれや美容を楽しむ、19歳の等身大の姿も見せてくれた。動画のメイキング画像、池江さんからの手紙と共に、その思いを綴っていく。
■「似合ってるね」が、嬉しかった
「堂々と外を歩けるのは清々しい気持ち」まず、今の率直な気持ちをこう語ってくれた池江さん。ありのままの姿への反響について、次のように話す。
あの日、決心はついていたものの「シェア」のボタンを押すまで緊張してました。
自分のこういう姿を公表するのが初めてだったから、自分の見た目の印象はがらっと変わったと思う。
でもそのことを周りの人たちはポジティブに受け止めてくれて「似合ってるね」とか言われるのはすごくうれしかったし、SK-Ⅱさんの企画で公表できたのが嬉しかったです。
■私は「恵まれている」
競技での大きなプレッシャーや、突然の白血病・抗がん剤治療の苦しみ、そして大好きな水泳ができない悔しさにも押しつぶされず、これほどまで明るく、健やかでいられるのはなぜだろうか。
池江さんは、その理由を、こう教えてくれた。
周りにいい人がたくさんいることです。すごく頼っているし、支えてもらっていることは恵まれていることだと思います。アスリート仲間や家族はもちろん、私の周りの全ての人に感謝しています。
入院していた時も今も、みなさんが応援してくれて、温かい言葉をかけてくださり、信じられないほど恵まれてるなと感じています。
環境としては、代表に入ったことが大きいです。中学3年生から代表入りして、周りに対しての気遣いを学び、今の自分の性格を作ってくれたと思います。
■おしゃれや美容も楽しむ
水泳を通して、家族、仲間への感謝や気遣いを、早くから学んできた池江さん。普段の生活では、こんなことを心がけているという。
大人びた印象の彼女だが、10代らしく、ファッションや美容を楽しむ一面も垣間見せてくれた。
普段着ない服にチャレンジしたり、お買い物が好きだから色々試着してみて自分に合うもの、合わないものを勉強するようにしています。
入院している時からSK-Ⅱの商品を使っていて、使い始めてから肌の状態はとても良くなりました。泳いでいる時は化粧も出来ないから、その分素肌はきれいでいたいと思います。大人になっても、若々しい肌でいたいし、良い状態を継続したいです。
■コロナで不安な時代でも
白血病の治療を経て、池江さんが退院したのは2019年12月。喜びも束の間、今度は新型コロナウイルスの感染が拡大し、私たちの生活は一変した。
治療を続けながら競技復帰を目指していた池江さんにも、大きな不安がのしかかったとことは想像に難くない。
しかし、池江さんは柔軟に生活を楽しみながら、前進している。
家にいる時でも、ばっちりきめるとかじゃなくても、ジュエリーをつけたり、おしゃれなパジャマを着たり、ルームウエアにこだわったりして気分的にも上がることって大切だなと思います。
今、私はまた少し前進して学校やトレーニングを少しずつ再開し始めています。
ありのままの自分でいること、一歩前に進むための力を与えてくれてありがとうございます。
■ありのままは「かっこいい」
世の中にピリピリとしたムードが漂っても、芯の強さと自然体の美しさを失わない池江さん。でも、“ありのまま”でいることは、現代の私たち、特に社会的プレッシャーを強く受けている女性たちにとって、簡単なことではない。
どうすれば、自分に自信を持ち、ありのままの自分を受け入れることができるだろうか。池江さんはこう教えてくれた。
周りの意見ももちろん聞くけど、私自身は周りに流されることが無いので、自分の意見を一番尊重して行動することが大切だと思います。
ありのままの自分でいることはかっこいいことだし、何かを隠すことは必要ないと思います。
■「一歩踏み出す」ということ
池江さんは、自然な姿で、私たちに「ありのままの姿を見せることは恥ずかしいことじゃない」とエールを送ってくれた。
お仕着せの価値観を受け入れるのではなく、自分らしく、ありのままで生きていこう、そう思う人は着実に増えている。
私たちの人生は、誰かの制限を受けるべきものではない。たとえ困難に見舞われても、自らの意志で一歩踏み出すことが、いつの時代も、世界を変える方法だ。
SK-II 公式サイトでは、池江璃花子さんのフォトダイアリー「This Is Me (SK-II)」を公開しており、新しいストーリーの知らせを受け取ることもできる。
「#運命を変えよう / #changedestiny」
SK-II は、自らの意志で運命は変えることができると信じ、多くの女性たちが勇気を持って一歩を踏み出し、その運命を変えていくことを応援しています。