わずか7歳と5歳のふたりの姉妹が、コンピューター会社の「プロダクト・イノベーション」担当の取締役に就任した。
クロエ・ブリッジウォーターさんとホリーさんの姉妹は、イギリスのヘレフォードに住んでいる。ふたりが取締役に就任したのは、自分で組み立ててプログラミングを学べるコンピューター・キットを製作するコンピューター会社「Kano」だ。
姉のクロエさんは2月、「Googleで働きたい」という手紙をGoogleに送り、サンダー・ピチャイCEOサイン入りの返事をもらったことが大きな話題になった。
この出来事を知ったKano社が、Twitterでクロエさんに連絡をして「プロダクト・イノベーション」担当の取締役をオファーしたのだ。
KanoコンピューターTwitterより
Kano社のウェブサイトによると、同社はコーディングやコンピューター製作経験についてクロエとホリーに話を聞き、その後ふたりを同社初となる「プロダクト・イノベーション」担当の取締役に任命した。
クロエとホリーの仕事は、売り出される前の新しい製品を組み立て、ソフトウェアや全ての機能を試してみること。四半期ごとにビデオ会議をして、製品向上のアドバイスもするという。
「7歳のクロエと、5歳の妹ホリーが新しいチームメンバーになりました」
クロエは新しい仕事をとても気に入っているようだ。Twitterで、Kanoのコンピューターを試す様子を投稿している。
「ありがとうKano。今日は何時間もこれをしてた」
「Kanoで初めてデザインをしてみたよ」
「先週、妹と一緒にロンドンに行って、チームの人たちとあってきました。すごくたのしかった。マインクラフトのコーディング、すごく好きになりました」
ピチャイCEOから返事をもらったことは、クロエさんの学びたいという気持ちに大きな影響を与えた。
母親のジュリーさんがニュースメディア「マッシャブル」に「ピチャイCEOからの手紙をもらって、クロエにコンピューターやコーディング、ロボット、数学にもっと興味を持つようになりました」と答えている。
また、ふたりの父親アンディさんは、家族全員で娘たちの取締役就任を喜んでいる、とハフポスト日本版にコメントした。
「今回このような機会をもらえたことを、私たち家族はとても喜んでいます。クロエとホリーがこんなに幼い時から素晴らしいスタートをきれるなんて。ここからもっと大きなことにつながるかもしれません」
「Kanoのコンピューターキットでは、年齢に関係なくテクノロジーやコンピューターが学べます。クロエはこの仕事ができて嬉しいと喜んでいて、新製品を試すのをとても楽しみにしています」
<クロエとホリーを紹介するKanoの動画>
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