「週刊文春」に不倫疑惑が報じられ、民進党を離党した山尾志桜里衆院議員(43)が9月22日、地元の愛知県尾張旭市で開かれた支援者の会合に出席し、次期衆院選に無所属で立候補する意向を明かした。
不倫疑惑の報道について、山尾氏は支援者を前に、以下のように謝罪した。
「地元の皆さんにお詫びと感謝と決意を伝えたかった。心配かけて、ご迷惑をかけて本当に申し訳なく思っています」
「この10年、尾張旭に事務所を構えさせていただいた。最初は無名のよそ者だったが、みなさんが支えて育ててくれた。私の政治家としての土台を作ってくれていた矢先に、その積み上げを壊してしまったこと、申し訳なく思っています。ごめんなさい」
その上で、衆院解散が現実味を増しているとして「無所属の個人として、安倍政権という国家権力と戦う選挙になるかもしれない。もし地域の皆さんに頑張れと言っていただけるなら、無所属として選挙を挑戦させていただきたい」と、次期衆院選への出馬の意向を表明した。
また山尾氏は、次期衆院選で憲法問題が争点になるかもしれないとし、「安倍政権と正面から対峙させてほしい」と語った。
この日、山尾氏は午後2時27分、支持者との会合会場に入った。会場の入口には多くの報道陣が詰めかけた。
会合は午後2時半ごろからはじまったが、前半部分は支持者向けで報道陣は入室が許されなかった。報道陣に公開された後半部分は「ニコニコ生放送」で生中継された。