仕事も家庭もあきらめない!シンガポールで輝く日本人女性たち

「仕事も家庭も」両立しているハッピーな女性は、どういった人生の選択をしているのでしょう。

こんにちは! シンガポールで働く林です。

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▶先日、インドネシアとマレーシアの特産であるバティック(ろうけつ染め)体験をしてきました♪

今回は、シンガポールで多様な生き方、働き方をされている女性にフォーカスしてまとめます。

私の周りには、「仕事も家庭も」両立しているハッピーな女性がとても多いです。彼女たちはどのようにアジアで生活しているのか? 注目してみました。

ケース1:Mさん(30代前半女性/既婚/日本人)

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■旦那様との出会い......高校の同窓会

Mさんは以前は日本で働いておられましたが、「海外で働きたい」という夢をあきらめきれず、その夢を応援してくださる旦那様だからこそご結婚されたそう。素敵ですね!

結婚後すぐインドネシアに赴任され、その後シンガポールへ転勤。今でも旦那様には数ヶ月に一度しか会えないそうですが、お互いに信頼と応援の気持ちがあり、互いのやりたいことに向けて自立している、私も憧れのご夫婦です。

■遠距離結婚成功の秘訣:目的をもつこと!

旦那様と物理的距離が離れていても、「こういうふうになりたい」という想いや目標をもっているのでブレないそうです。

また、お互いの目標ややりたいことを共有し、応援すること。日々の出来事や起きていること、うまくいっていること、いかないことなどを適度にシェアしているそうです。あとは旦那様一色でなく、自分の趣味ももって楽しむこと!

そして最後には、何より「信じること」だそうです。

ケース2:Hさん(30代前半女性/既婚/日本人)

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■旦那様との出会い......シンガポールでのお仕事関連

Hさんは以前、シンガポール以外にも、インドネシア、台湾など国を越えて活躍されていましたが、この度シンガポールに戻ってご結婚。旦那様の器が大きいので、自由にさせてもらえているそうです。

どうしてそんな素敵な旦那様をゲットできたのか尋ねたところ、「自分の好きなこと(仕事)を優先させていたから」とのこと。

■仕事が忙しくてもコミュニケーションをとる秘訣:

平日は一緒にいる時間があまりないため、同じ電車で通勤したり、帰りに待ち合わせして一緒にお買い物して帰ったりしながら、日々の出来事や面白かったことなどをお話されているそうです。

ケース3:Cさん(30代前半/既婚/中国人)

もともと中国でご結婚・出産されていましたが、当時教育関連で注目されていたシンガポールで子育てをするため旦那様を中国に残し、お子様とふたりでシンガポールに暮らしています。

日本語、英語が堪能なCさんは、ご自身もバリバリのキャリアウーマン。

朝、お子さんを学校まで送り、仕事後また学校まで迎えにいって、その後家事をこなしていらっしゃいます。

かつては、子どもがいることで自分のやりたいことの妨げになっていると悩んだこともあるそうです。ただ、自分で決めて選んだ道であることから、仕事も家事も手を抜かずにがんばっている素敵なワーキングママさんです!

ケース4:日本人駐在の奥様方(「駐妻」と呼ばれる方々)

旦那様が駐在員としてシンガポールに派遣されるとき、その旦那様の会社から手当が出て(すべての会社というわけではありません)、仕事をしなくてもシンガポールで生活ができます。

旦那様が、後に述べる「EPホルダー」であれば、DP(Dependant's pass)という配偶者ビザが取得可能なため、日中の時間を有効に使うために現地でお仕事を探す日本人の方も増えています。

※シンガポールで働くには、EPかSpassというビザの取得が必要です。EPは学歴・給与・経験等によってシンガポールの政府が判断するものですが、「月額SGD○○○以下の人は働けない」というように給与の下限が決まっています。年々外国人に対する引き締めは厳しくなっており、より給与が高い層の人材でないとシンガポールでの勤務が難しくなってきています。Spassについてはこういった給与の制限はないものの、「シンガポール人を何人採用している企業か」によって、会社の持ち枠が異なります。

■シンガポールのビザに関しては、こちらの過去記事にも記載しています

DPについては上記のようなビザのわずらわしさが少ないため、企業側としても採用がしやすく、パートタイムやフルタイムで活躍する奥様が多数おられます。

ちなみに、主にお仕事をしていない奥様を中心に、「駐妻の会」は頻繁に開かれているそうです。高級ホテルでランチなどをされているとか......。

また、プーケット、バリ島、ビンタン島などのリゾートも近く頻繁に行くことができるため、土日に旦那様や友人と行ってのんびり過ごしたりもできます。

「素敵だな」と思える女性の方々は皆、ご自身のやりたいことや目的と向き合って、旦那様に依存しすぎず、うまく支え合っているのだなと感じた、今回のインタビューでした。

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林 由希菜/Yukina Hayashi

1989年埼玉県出身。明治大学国際日本学部に一期生として入学。卒業後は㈱ネオキャリアに入社、中途人材紹介事業に従事し、4年目からシンガポール法人REERACOEN SINGAPORE PTE.LTD.に配属。とにかく食べることが大好きなので海外でもいろんな食にチャレンジしています! 大事にしているのは「迷ったら大変そうな方を選ぶ!」こと。

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