アメリカ・ルイジアナ州ラファイエットの映画館で7月23日夜、男が銃を乱射し、容疑者を含む3人が死亡、9人が負傷した。うち3人は重傷。地元紙「タイムズ・ピカユーン」によると、負傷者には10代も含まれる。男は自殺した。
警察は23日午後7時30分頃、ラファイエットの「グランド16シアター」で銃撃が発生したという通報を受けた。地元紙「デイリー・アドバタイザー」によると、事件はコメディ映画「トレインレック」が上映されて20分ほど経過した時に銃撃が始まった。館内には100人ほどの観客がいたという。目撃者のジャネル・ファーネルさんは、「最初は映画の一部だと思っていました」とCNNに語った。
ラファイエット警察のジム・クラフト署長によると、男は警官が乗り込んできた時、他の観客と一緒に映画館から逃げようとしていた。警察によって映画館の一室に封じ込められた後、自殺を図った。犯行の動機は現時点では不明。クラフト氏は「銃撃犯は死亡した。動機は解明できないかもしれない」と述べた。
銃撃犯は警官が乗り込んできた時、他の観客と一緒に映画館から離れようとしていた、とクラフト署長は述べた。その後、容疑者は銃で自殺を図った。
「少女たちが叫び始め、誰かが発砲した音が聞こえた」と目撃者のロキシー・マルティネスさんは地元テレビ局「KATC」に語った。
銃撃で負傷した犠牲者のうち、3人は重傷だとクラフト署長は述べた。負傷者の身元はまだ公表されていない。
記事執筆時点で、容疑者と他の犠牲者との関連を示す証拠は見つかっていない。
警察は容疑者を特定したが、58歳の白人男性で、拳銃を使ったということしか公表されていない。男の車も特定したが、車内に不審物が見つかり、爆弾処理班が招集された。不審物はその後、爆弾処理班によって爆発させたという。
ルイジアナ州のボビー・ジンダル知事(右)
ルイジアナ州のボビー・ジンダル知事は、今回の事件を「ルイジアナ州にとって、そしてアメリカ合衆国にとって恐ろしい夜になった」と語った。
「こうした愚かな暴力行為を耳にするたび、私たちは憤りと悲しみの両方を感じる」
アメリカでは2012年7月20日にも、コロラド州オーロラの映画館で12人が死亡する銃乱射事件が発生している。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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