少年誌の表紙を比較すると、戦中と戦後の違いが一目で分かる(画像)

厳しい表情で宙を睨んでいた少年が、1カ月後には半裸で満面の笑みを浮かべている。

厳しい表情で宙を睨んでいた少年が、1カ月後には半裸で満面の笑みを浮かべている。これは、戦時中に朝日新聞社が発行していた少年向け雑誌「週刊少国民」だ。

終戦まぎわの1945年7月29日号の表紙では、米軍のB29爆撃機の監視員の格好をしていたが、終戦直後の9月2日、9日合併号では「食料増産に流す汗」としてジャガイモのザルを手にして笑っている。戦争が終わったことの喜びが伝わる写真だ。国会図書館のFacebookが投稿した。

国会図書館では、1945年に出版された本や雑誌、政治家や軍人が書いた日記や書簡を集めた特集展示「1945―終戦の前後、何を読み、何を記したか」を開催。東京本館では10月5日から11月2日まで、関西館では11月13日から28日まで。

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