若手音楽家の登竜門として知られる「ジュネーブ国際音楽コンクール」の作曲部門で、現代音楽家の薮田翔一(やぶた・しょういち)さんが優勝した。作曲部門で日本人が優勝するのは初めて。NHKニュースなどが報じた。
世界各国から参加した109人の音楽家の中から最終選考に残った4人の曲が11月8日夜、スイスのジュネーブで約300人の観客を前に披露された。大波を意味する「Billow(ビロウ)」を2つのバイオリンと、ビオラ、それにチェロの弦楽四重奏で演奏。集まった観客から、大きな拍手が送られたという。
朝日新聞デジタルによると、薮田さんは兵庫県たつの市出身で32歳。ピアノ教室を開いていた母親の影響を受けて、3歳から音楽に親しんだ。作曲に興味を持ち始めたのは中学時代。当時ヒットを連発していた音楽プロデューサーの小室哲哉さんの曲に魅せられたのがきっかけだったという。
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