塩川正十郎氏が死去 「塩じい」と親しまれた元財務相

「塩じい」の愛称で親しまれました。

元財務相の塩川正十郎(まさじゅうろう)さんが9月19日、肺炎のため大阪市内の病院で死去した。93歳。朝日新聞デジタルなどが報じた

塩川さんは1921年、大阪府に生まれた。慶応大学卒業後、終戦後は経営者や市役所の助役を経て、1967年に衆院議員に初当選。当選同期に、河野洋平氏(78)や山口敏夫氏(75)がいる。

1980年、鈴木善幸内閣で運輸相に就任し初入閣。1986年に文部相(第3時中曽根内閣)、1989年に官房長官(宇野内閣)などを歴任し、2001年の第1次小泉内閣では財務相に就いた。「塩じい」の愛称で親しまれ、小泉純一郎氏とは「打ち合わせもしないのに、同じことを言うてる」と周囲に語るほど親しかった

2003年10月の衆院選には立候補をせず政界を引退。翌2004年に東洋大学総長に就任し、現職。