新元号に関する懇談会に、有識者のひとりとして出席した京都大学の山中伸弥教授は4月1日、報道陣に対して、「結果として、素晴らしい元号に選ぶ過程に立ち合わせていただいたことを、光栄に感じています」と述べた。
記者から「令和」という元号について感想を問われると、「初めて日本の古典から選ばれた言葉ですし、令という時は、元号には使われるのは初めてで、和は昭和の和で過去にも使われている。伝統を重んじると同時に、新しいものにチャレンジしている日本の姿に非常にぴったりの元号ではないか」と語った。
続けて「科学者として、過去の知見を大事にしながら新しいものを見出していくのが仕事なので、素晴らしい元号だと思う」と、自身の職業を踏まえて付け加えた。
また、新元号の候補について問われると、「前回よりも少ないこともなかった」と言うに留めた。