「雨大変でしたよね」
突然のゲリラ豪雨から逃げるように駆け込んだ、原宿駅前の東京タピオカランド。受付のスタッフに想定外の優しい言葉をかけられ、情にほだされかけました。レジの横には話題のただ黒いだけのタピオカ缶バッジが販売。中に入ると、黒いバルーンやボールなどタピオカを模したオブジェが大量にあります。
そして延々と、タピろう的な曲が流れて、タピオカ脳に洗脳されていきます。ちょうど西日が差し込んで、文明が終わりゆくような世紀末感に浸りました。
いっぽう撮影スポットで「映える〜」と言いながら楽しそうに撮影する女子たち。一番満喫していたのは、無料で入ってタピオカプールでひとり泳いだりしていた少女でしょうか。タピオカプールでタピオカの球を投げ続けていた男子二人が「この空間オフィスにほしい」とまで言っていて、タピオカ空間の影響力を実感しました。
店舗は4つあり、結局量的に限界があるので一杯のみ飲んで、あとは手持ち無沙汰です。ただ街中の多くのタピオカ屋さんは、持ち帰りのみだったり椅子がなかったりするので、1200円の入場料は椅子代だと思えば良いかもしれません......。またこの独特な虚無感、文明が終わるメランコリックな空気に浸りにいきたいです。
■東京タピオカランド概要
開催期間
2019年8月13日〜2019年9月16日
時間
8月 10:00〜19:00 (LO 18:45)
9月 平日13:00〜19:00 (LO 18:45)/土日祝 10:00〜19:00 (LO 18:45)
場所
東京都渋谷区神宮前6丁目35-6 jing(仮称)
料金
当日券:大人(中学生以上)1200円、小人(小学生以下)無料
前売り優先入場券:大人1200円、小人無料
URL http://tokyophotogenicteam.com/tapioca/
トイレ完備、再入場可
(2019年9月6日 Engadget 日本版 「入場料1200円は椅子代? タピオカランドに行ってきました(辛酸なめ子)」より転載)
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