長谷川博己演じる矢口蘭堂・内閣官房副長官が、渋谷に迫るゴジラを前に「逃げる以外に打つ手はないのか」と悩んでいた。すると、ゴジラ対策チーム「巨災対」のメンバーから「これは一つの可能性ですが、ゴジラの体内ではある一定の声量と、良質なメロディー、そして人々の感動により生まれる振動エネルギーの周波数に共鳴すると、化学反応が起こります」として、ゴジラの生態活動の凍結も可能だと進言を受けた。
矢口は「つまり必要なのは良質な歌か。チャレンジする価値があるか」として、そこで渋谷のNHKホールでゴジラを足止めして、紅白合戦の良質な歌を聴かせることで撃退することになった。作戦名は「渋谷紅白迎撃作戦」となった。その後、紅白の会場にも「ゴジラを止めるには良質な歌が効果的。渋谷に来たら歌で止めてくれ」と、巨災対からメッセージが届いた。読み上げた紅組司会の有村架純が「日本のために歌で頑張りましょう!」と会場に呼びかけた。
ピコ太郎が代表曲のPPAPで立ち向かうも、倒すまでは至らない。その後、ロックバンド「X JAPAN」が登場。リーダーのYOSHIKIが「僕たちが止めます」と宣言。代表曲の「紅(くれない)」を、ボーカルのToshlが「ゴジラを倒すぜー!」のかけ声とともに歌い上げると、ゴジラの体が凍結して驚異は去った。
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