建設費が予定額の倍近い、2520億円まで膨れ上がった新国立競技場の問題をめぐって、下村博文文科相がデザインコンペの審査委員長を務めた安藤忠雄氏について7月10日、発言した。
下村文科相は「値段は値段、デザインはデザインと別々にしていたのなら、そういうこと自体はずさんだったということになるでしょうから、そういう検証はすべきだと思う」とし、最終的に建設計画が承認された7日の有識者会議に姿を見せなかった安藤氏に発言を求めている。
「当日はお忙しかったのかも分かりませんが、自信を持って選んだと思うので、なぜ今回の案を選んだのか、そして21世紀においてこれが世界、国内にどう重要かについて、発言していただきたい」と述べた。また、「(当初予算案の)1300億円がデザインする人にきちんと伝わっていたのか、検証すべきだと思う」とも語った。
(新国立計画「堂々と発言して」 文科相、安藤忠雄氏に:朝日新聞デジタル 2015/07/10 11:18)
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