島尻安伊子・沖縄担当相が落選 辺野古移設で翁長知事「民意が示された」

島尻安伊子・沖縄担当相、岩城光英法相の2現職閣僚(いずれも自民)が、選挙区で野党統一候補に敗れ、落選が確実となった。

メディア各社の開票速報によると、7月10日投開票の参院選で、島尻安伊子・沖縄担当相、岩城光英法相の2現職閣僚(いずれも自民)が、選挙区で野党統一候補に敗れ、落選が確実となった。

島尻氏は沖縄選挙区で、野党統一候補となった無所属で元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)に敗れた。伊波氏は、アメリカ軍普天間飛行場の辺野古移設反対を掲げる翁長雄志知事の支援を受け、選挙戦を終始有利に展開した。

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沖縄選挙区で当選確実の報を受け、支援者らと沖縄伝統のカチャーシーを踊る伊波洋一氏(中央)。左は沖縄県の翁長雄志知事=10日夜、那覇市

時事通信によると、当選確実の情報を受けた伊波氏は、翁長知事と握手を交わし、「国政の場で辺野古新基地の断念を安倍政権に強く要求する」と述べた。沖縄タイムスによると、翁長知事も以下のように話した。

これで、一昨年の衆院選から、今年の沖縄県議選、そして参議院選挙で沖縄の民意が示されたことになります。新辺野古基地は絶対に造らせない。

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島尻氏

一方、島尻氏は自民党の閣僚として辺野古移設を容認する立場だったものの、選挙戦では基地問題にほとんど触れず、経済活性化などを訴えたが及ばなかった。産経WESTによると、報道陣から基地問題の影響について問われた島尻氏は、以下のように応じた。

「いま国と県は円満な解決に向けて話し合いをしている。ただ、私が普天間飛行場の名護市辺野古移設の問題で落選したのであれば、真摯にうけとめなければならない」

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