石破茂です。
「イスラム国」による邦人拘束事件については、政府の一員である以上、コメントは差し控えたいと思います。
国家として最も高度の危険情報であるレベル4の「退避勧告」が出ている地域に、それを承知で、しかも不法に入国していたという事実。国家主権の要素たる国民の生命を護る、という国家の責務。多くの要素を勘案しつつ、難しい判断を迫られることになります。
「隙」を作らないために国家として最大限の努力を重ねても、どうしてもこのような「隙」は生じうるのであって、危機管理の困難性を痛感せざるを得ません。
地方創生についての講演要請が多く入ってきて、それはそれでとても有り難いことなのですが、来週から国会が始まることもあって、とてもすべてはこなせません。
現段階において自治体間の意識の差には相当に大きなものがあり、これを埋めていくのも容易なことではありません。この取り組みが成就するには相当の年月が必要なのですが、流れが不可逆的・自律的になるまで、可能な限りの努力をしていかなくてはならないと思っております。
週末は24日土曜日が「田勢康弘の週刊ニュース新書」出演(午前11時・テレビ東京系列)、近畿ブロック地方創生フォーラム(午後1時・グランドプリンスホテル京都)、日本青年会議所京都会議地域再興フォーラム(午後2時・国立京都国際会館)、柳谷集落懇談会(午後8時・鹿児島県鹿屋市串良町上小原)。
25日日曜日が柳谷集落(やねだん)視察(午前8時)、九州ブロック地方創生フォーラム(午後1時半・熊本キャッスルホテル)、という日程です。
田勢さんの番組では、昨年亡くなってしまった名物猫「まーご」の後任「にゃーにゃ」と初共演(?)することになります。さて一体どんな猫なのでしょうか。
鹿屋市の柳谷集落(やねだん)は、自立的地域再生のモデルのような所だと聞いております。このような現場の方々のお話を聞くのはとても楽しみです。
大寒も過ぎ、立春も間近です。皆様お元気でお過ごしくださいませ。
(2015年1月23日「石破茂ブログ」より転載)