東京都の渋谷区議会は3月26日、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認める証明書の発行条例案を総務区民委員会で賛成多数で可決した。31日の本会議で可決、成立する見通しだ。時事ドットコムなどが報じた。
47NEWSによると、同性カップルがアパート入居や病院での面会を家族でないとして断られるケースが問題になっていることを踏まえ、渋谷区では区民や事業者に、証明書を持つ同性カップルを夫婦と同等に扱うよう協力を求める方針だ。自治体が同性同士をパートナーとして証明する制度は全国でも初めて。本会議で可決されれば、4月1日に施行される。
画期的な取り組みだが、自民党本部の「家族の絆を守る特命委員会」では、条例案の適法性に疑問の声が上がったと、朝日新聞デジタルが報じている。事実婚との関係から「同性間だけにパートナーシップを認めるのは異性愛者差別ではないか」との意見も出たという。
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