鴻海のシャープ支援案、技術移転も含む可能性

台湾の鴻海精密工業は、経営再建中のシャープに対して経営支援を提案する意向であることに関連し、技術移転などが提案に含まれる可能性があると明らかにした。
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Attendees walk past the Sharp Corp. booth at the Cutting-Edge IT & Electronics Comprehensive Exhibition (CEATEC) in Chiba, Japan, on Tuesday, Oct. 7, 2014. Sharp President Kozo Takahashi has been able to focus on cutting fixed costs by 167 billion yen ($1.5 billion) in the past two years and shifting its product mix to smaller panels to supply Chinese smartphone makers. Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg via Getty Images
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[台北/東京 20日 ロイター] - 台湾の鴻海精密工業

同社は20日遅くに出した発表文で、シャープ支援に向けた取り組みに加わることを検討していると表明。これまでも出資に限定せず提携に意欲を示しており、技術移転や他の形の協力が含まれる可能性があるとした。

鴻海は世界最大の電子機器受託製造会社。2012年にシャープの大阪・堺市にあるテレビ用液晶ディスプレー製造子会社に出資し、株式38%を取得している。

鴻海広報は先にロイターの取材に対し、テリー・ゴウ董事長がシャープに出資を伴う経営支援を提案する意向だと明らかにしている。シャープへの支援は、構造改革計画や他の支援者次第という。