[木浦(韓国) 15日 ロイター] - 修学旅行中の高校生ら280人以上が死亡した韓国の旅客船「セウォル号」沈没事故で、同国の検察当局は15日、船長や1等航海士ら4人を殺人罪で起訴した。検察幹部が明らかにした。
また、検察当局は別の船員11人についても、業務上過失致死罪で起訴した。乗組員らは多くの乗客を船内に残して、逃げ出したとみられており、取り調べを受けていた。
検察幹部は、「船長と1等航海士、2等航海士、機関長が乗客より先に脱出したことから、多くの犠牲者が出る事態となった」と説明した。
乗客乗員476人を乗せた同船は4月16日に沈没。事故から約1カ月が経過しており、これまでに281人の遺体が発見されたが、23人がいまだに行方不明となっている。
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