2014年4月に韓国で修学旅行中の高校生ら304人が死亡・行方不明となった大型旅客船「セウォル号」沈没事故。
事故から約3年を経て船体の引き揚げ作業が始まり、23日未明、1073日ぶりに船体が水面上に姿を現した。通信社のNEWS1が伝えた。
韓国海洋水産省によると、23日午前3時45分ごろ、船体の均衡を保つ「スタビライザー」とみられる船体の一部が水面上に肉眼で見え始め、約1時間後の午前4時47分ごろ、船体本体が現れた。
試験引き揚げを経て22日午後8時50分に始まった引き揚げの本作業は、時速3メートルの速さで船体を浮上させた。
海洋水産省の計画では、23日午前11時までに水面から13メートル上に船体が現れることになっている。
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