遺留品はハンカチと靴下?…床に脱ぎ捨てられた洗濯物が「事件現場」に早変わり

マンガ家・木崎アオコさんが鑑識用の番号プレートを手作り
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事件の遺留品のように変身した洗濯物たち
木崎アオコさんTwitterより

家でほっとひと息つこうとすると、床に無造作に脱ぎ捨てられた洗濯物が目に入る......。

そんなちょっと「イラッ」としてしまう場面を、ほっこりした笑いに変えてしまうツイートが話題を呼んでいる。

マンガ家の木崎アオコさん(@aokororism)は6月26日、「帰宅した旦那がいつも床に洗濯物を放置するからもう事件現場にすることにした」という文とともに、洗濯物と警察の鑑識課が事件現場で使う番号プレートらしきものが映り込んだ写真をTwitterに投稿。

ウィットに富んだアイデアに「言い逃れ、出来ませんな」「まるで洗濯物泥棒の逃走現場みたい」「息子が毎日脱ぎっぱなしなのでやってみます」とコメントが相次いだ。

また、同居する家族が床に洗濯物を打ち捨てる行為について、「うちなら即喧嘩」「猫の仕業かと思いました」「これは少々直された方が宜しいかと」と諫める声が上がったほか「うちは家族全員が犯人です」「うちは妻がこの状況だな」と反響が続いた。

旦那さーん、いい加減にしないと、本当の事件現場になりますからね〜。

— Hirm Nob (@xinyan_t_c) 2018年6月26日

鑑識カードの正体は...

一見して事件現場に早変わりした木崎さんの家の床。

このカード、実は木崎さんのお手製という。厚紙を切り、マジックペンのマッキーで黒く塗って、白筆ペンと白ボールペンでAやBと書き込んだ。

正反対な夫をマンガに

木崎さんは、 週刊少年ジャンプやジャンプSQ、月刊少年ガンガンなどで活動するマンガ家。また、イラスト投稿サイトpixivでは、夫の日頃のおっとり語録をまとめたコミックエッセイ「私のおっとり旦那」を掲載している。

今回「衣服を床に脱ぎ捨てた」容疑者とされる夫。「私のおっとり旦那」のなかでは、そんな夫と木崎さんの日々のやりとりが穏やかに描かれている。

きれい好きの木崎さんに対し、散らかし屋の夫。ネガティブで気難しいという木崎さんに対し、ポジティブで素直な夫、といった正反対の性格という。

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木崎アオコさんpixivより

それでも夫婦仲良しな秘訣を、木崎さんは「この絶妙におっとりした旦那」と表現。天然な発言でポジティブな夫の様子と、それに対する木崎さんのリアクションについほっこりしてしまう。

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木崎アオコさんpixivより
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木崎アオコさんpixivより

夫婦喧嘩をしても、お互いのユーモアで笑いに変わってしまう。本気で喧嘩していたのに、なぜか組体操のサボテンがあまりに美しくキマって笑ってしまったという。

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木崎アオコさんTwitterより

そんな夫を、木崎さんはエッセイの中で「いつでもなんでもやさしく包んでくれる」という。

喧嘩をしたり、ちょっとイラっとしたり、時には相手に優しくなれなかったり。それでも、「これからもよろしくね」と言いあえる2人に、Twitter上では「心からすてき」「楽しい気持ちになれた」「すごく温かくて涙が出た」といったコメントであふれている。

好きです!絵柄もお二人の関係性、掛け合い全て!私にもこんな風に掛け合いが自然に出来るお相手が出来たらなぁ〜ほんわか心があたたまりました( ´ ▽ ` )

— おかず (@okazu_dandelion) 2018年3月10日

まだ高校生なのですが、将来こんな人と出会えたらいいなーと思いました。

素敵なご夫婦ですね!😊

— テト (@hanamaru_i7) 2018年3月17日

今回、鑑識カードを目にした夫は「笑いながらいつもより早く片付けてました」という。

木崎さんは「これからもお互いの得手不得手を支え合って、ダメなところを優しく指摘しあいながら、大好きな旦那と楽しく夫婦生活を送りたいと思ってます。何もかも完璧な妻や夫なんて存在しませんからね」とコメント。

そして「このバズりで旦那の悪習が直ることを願ってます!笑 」という。