「尖閣諸島を日本から守れ」という子供向け愛国ゲームコーナーが公園に作られたとのニュースが報じられ、中国国内からも「無意識に戦争感を植え付けることになる」「子供たちに反日思想を植え付けることに反対だ」などの疑問の声があがっている。
問題となっているのは、7月5日、中国中部の山西省大原市の公園で提供が開始されたボートゲーム。中国の環球時報などは6日、沖縄の尖閣諸島について「中国釣魚島」と書かれた看板が掲げられたプールで、子供たちが中国海軍のラジコンボートを操作する様子を報じた。
環球時報に掲載された愛国ゲームに興じる子供たちの写真
このニュースについて中国の国内向け国営ラジオ放送「CRN」のホームページには「中国の“愛国ゲーム”教育は行き過ぎだ」とする記事が掲載された。「中国の声」という番組で紹介された内容で、「屈辱を忘れてはならない」として愛国教育の重要性を指摘する声があるとする一方で、「子供に反日的なエンターテイメントを提供することは、悲しい歴史しか生まない」「魚釣島のような複雑な問題を、簡単すぎる内容に置き換えたゲームで提供することには問題がある」などの意見が多くの人からあがっていたことが紹介された。
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