千家国麿さんはどんな人? 高円宮典子さまの婚約相手は「天照大神の子孫」

高円宮典子さまの婚約相手に内定した出雲大社の神職、千家国麿(せんげ・くにまろ)さんは一体、どんな人なのか。その家柄や人物像を追ってみた。
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時事通信社

高円宮典子さまの婚約相手に内定した出雲大社の神職、千家国麿(せんげ・くにまろ)さんは一体、どんな人なのか。その家柄や人物像を追ってみた。

千家さんは、島根県出雲市の出身。典子さまより15歳年上の40歳。国学院大文学部卒業後、東京都の乃木神社、京都府の石清水八幡宮に勤め、2005年に出雲大社に移った。趣味はバードウォッチングとカメラ。父親の千家尊祐(たかまさ)さんは、2002年から出雲大社のトップである宮司だ。

毎日新聞は千家さんと典子さまの出会いを以下のように伝えている。

高円宮家と出雲大社の祭祀(さいし)を担う千家家は元々家族ぐるみの付き合いをしていたが、07年4月、久子さまと典子さまが出雲大社参拝の際に国麿さんと初対面。当時、典子さまは学習院大在学中で、その後交際を深めて、結婚の話が自然と出るようになったという。

(毎日新聞「高円宮家:次女典子さま婚約内定」2014/05/27 11:05)

千家家は代々、出雲大社の神事を司る「出雲国造 」(いずものくにのみやつこ)という役職を務めてきた家柄だ。日本神話の「天照大神(あまてらすおおみかみ)」の次男「天穂日命(あめのほひのみこと)」を先祖とすると伝えられている。コトバンクでは、以下のように解説する。

「古事記」「日本書紀」にある高天原から大国主神の下に遣わされた神「天穂日命(あめのほひのみこと)」を祖とする。南北朝時代に千家・北島両家に分家し、月交代で杵築(出雲)大社の祭祀(さいし)を執った。明治政府が第80代出雲国造の千家尊癖たかとみ)氏を出雲大社大宮司に任命してからは、千家国造家が宮司を務める。現在の千家尊祐宮司は第84代出雲国造。

(コトバンク「出雲国造 とは」)

天照大神は天皇家を初めとする皇室の先祖としても知られている。典子さまと千家さんは、はるか昔の先祖を同じくするカップルだと言える。NHKニュースによると、5月27日の婚約会見で、出雲大社に皇族をお迎えすることについての気持ちを問われて、千家さんは以下のように答えた。

「大変畏れ多く光栄に思っています。私どもの家の初代が、皇祖・天照大神の次男と伝えられています。2000年を超える時を経て、今こうしてきょうという日を迎えたということに深いご縁を感じています」

(NHKニュース『婚約会見「明るく楽しい家族に」』2014/05/27 17:27)

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