【UPDATE】(2018/06/06 23:10)
「二度目の人生を異世界で」制作委員会は6月6日、同作の放送を中止すると発表した(詳細はこちら)。
人気ライトノベル「二度目の人生を異世界で」のアニメ化が決定し、10月から放送されることになっている。しかし、6月6日までに主要キャストの声優4人が次々と降板を発表。波紋が広がっている。
作者の「まいん」氏は、アニメ制作発表後に、Twitter上でヘイトスピーチを過去に繰り返していたことが取りざたされており、炎上状態となっていた。
これに対し、自身のTwitter上で6月5日、「私の過去のいくつかのツイートにつきまして、多くの方に非常に不快な思いをさせてしまう、不適切な表現がありましたことを深くお詫び申し上げます」とTwitterや小説投稿サイトに謝罪文を掲載した。
【お詫び】私の過去のいくつかのツイートにつきまして、多くの方に非常に不快な思いをさせてしまう、不適切な表現がありましたことを深くお詫び申し上げます。
— mine (@mine_time2010) 2018年6月5日
まいん氏は過去に韓国や中国のことを「姦国」「厨国」などと記し、「姦国の猿はほんとにシツケが悪いなぁ」「東京五輪出場辞退宣言マダー?」「ケダモノの国」などと投稿していた。
また小説「二度目の人生を異世界で」の一部表現に関しても、「不快感を与える文章」となっていたとし、小説を投稿していたサイト「小説家になろう」上の該当する箇所の公開を停止し、内容を精査するという。
また、書籍版に関しても、該当書籍の修正を行えないか、出版社と相談すると説明した。
現在のところ、アニメ版の放送中止や、変更などは言及されていない。
主要キャスト4人が降板発表
声優の所属事務所からは、続々と降板のお知らせが発表された。
6日の午前中までに、シオン=ファム=ファタール役の安野希世乃さん、ローナ=シュヴァリエ役の中島愛さん、 創造主役の山下七海さん、そして主人公である功刀蓮弥役の増田俊樹さんが降板した。
「二度目の人生を異世界で」とは
「二度目の人生を異世界で」は、94歳で大往生した主人公の男性が、 異世界で二度目の人生を送るという設定。転生後の主人公は、神様から受け取った能力と、前世で培った能力を開花させやりたい放題の異世界生活を送るというストーリーだ。
「小説家になろう」上では、6月6日までに累計1億9000万回を超えるPVがある。
書籍版は現在18巻まで刊行している。また、無料漫画サイト「Comic Walker」にてコミカライズも連載されている人気作品だった。
声優のファンたちは...
降板騒動に戸惑いを受けつつも、声優のファンたちは「ホッとした」「賢明なご判断」「これからも応援しています」と、声優の公式Twitterへ心配や励ましのコメントを寄せていた。