海へ遊ぶにいくことの多いこの季節、食べ物をくすねるカモメに嫌気がさしている人もいるのではなかろうか?
最近イギリスで行われた調査によると、そんな状況にとっておき、かつ簡単な打開策があるという。それは...
「じっと睨むこと」
そう、とってもシンプルだ。
調査によると、カモメは、誰にも見られていない時に犯行に移る傾向にあり、彼らをじっと見ることでその犯行を抑える効果が期待されるという。
イギリスのエクスター大学の研究者たちは、フライドポテト1袋を置き、セグロカモメが誰かに見られている時にポテトを奪っていくまでにかかった時間と、目を背けている間に奪うまでの時間を比較した。
74羽のカモメを対象に調査を試みたが、その殆どはすぐに飛び去るか、食べ物に近づかなかった。27羽が食べ物に近づき、そのうち「見ている時」と「見ていない時」の両方のテストを実施したのは19羽。
結果、カモメが行動に出るまで、油断している人間から食べ物を盗み去る時よりも、見られている時の方が平均して21秒長くかかったという。
これらの調査結果は、多くのカモメは食べ物をくすねに行くのを恐れており、盗みを働くのはほんの一部、という事を示唆した、とBiology Letterで公表した。
まだまだ暑さは続きそう。
残りの夏、もしビーチでカモメがあなたのフライドポテトを狙って近づいてきたら、この方法を覚えておくといいかもしれない。