スリルのある生き方を好む人がいる。一方、写真家のカヴィカ・シンソンのように、より危険な生き方を楽しむ人もいる。彼は灼熱の溶岩の上を走り抜ける男だ。
溶岩が海へあふれ出たり、木を飲み込んだりする場面など、この写真家が撮った映像はフェイスブックページでいつもシェアされている。溶岩でシンソン氏と三脚が燃えている、2013年に撮影されたこの写真は特に人気が高く、ネット上で何度も拡散される。
写真家が溶岩に接近し過ぎて靴と三脚が燃える
5月、私たちは写真家のマイルス・モーガンが撮影した火山写真を特集した。モーガンは溶岩に近づきすぎて、靴と三脚が溶けてしまった。
溶岩の写真で有名になったシンソンだが、魅力的な火山写真を撮るためのリスクは、それほど明らかにしていない……今までのところは。
彼は最新の動画で、自身が普段歩いて通るハワイの燃え盛る大地を紹介している。そして、当然の事ながら、見た目通り、危険で困難な作業だ。
「たいてい固まった溶岩は、下の見えないところに空洞があります。それがどこにあるのかわからない場合を除けば、歩けるほど安全なんです」と、シンソンはハフポストUS版に語った。「そこで今までの経験が生きてくるのです」
溶岩の上を歩くときは、均等に体重を分散させ、片方の足に重心がかかりすぎないようにしながらそっと歩くのがコツだと、彼は語った。
シングソンは溶岩の中を進むが、それは7マイル(約11キロ)の行程の一部分でしかない。最終的には活発に溶岩が流れている場所に到達する。彼はたいてい夜に出発する。足元でオレンジ色に輝く溶岩が見えるからだ。
彼は何十年と溶岩の上を走っている。ハワイに住んでいるため、この極めて危険で誰も挑戦したがらない特別な趣味のエキスパートとなっている。シングソンはその点を強調する。
「絶対に!! ... 絶対に! ... 絶対に!こんなことはしないでください!」と彼は動画のキャプションに記した。「私はやみくもに走っているわけではありません。進むときはすぐに、そして慎重に足の踏み場を選んでいるのです」
私たちはシングソンを通じて疑似体験できるが、溶岩は専門家に任せておけばよいだろう。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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