まさにターミネーター。背後からドロップキックを受けるも、シュワルツェネッガーさんは「何も心配いらない」(動画)

自分を襲った男を「告発するつもりはない」とツイートし、心が広すぎる態度を見せている。

元カリフォルニア州知事で、映画俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんの対応が、「ターミネーターだ」と話題になっている。

訪問先の南アフリカで、暴漢にいきなり背後から飛び蹴りされたのだが、ほとんど動じなかった上に、「人混みに押されたのかと思った」と蹴られたことに後から気づくという超人ぶりを発揮した。

さらに、自分を襲った男を「告発するつもりはない」とツイートし、心が広すぎる態度を見せている。

騒動が起きたのは5月18日。自分の名前のついたスポーツイベント「アーノルドスポーツフェステイバル」南アフリカ大会に参加した際に、突然、何者かに飛び蹴りをくらった。

シュワルツェネッガーさんは、一瞬たじろいだが、特に痛がる様子もなく、何が起きたのか分からず呆然としていた。蹴った男はその場に倒れ込み、周囲の人に取り押さえられ、連れて行かれた。

シュワルツェネッガーさんは5月19日、Twitterで「ご心配ありがとうございます。何も問題はありません」とツイート。 

 「人混みに押されたのだと思いました。映像を見て初めて、蹴られたことに気づきました」と鉄人ぶりを発揮。さらに「このバカたれが、スナップチャットの邪魔にならなくてよかった」と余裕を見せた。

続く投稿で、「たくさんの人から聞かれたのですが、刑事告発するつもりはありません。今回のことが、彼にとって警鐘となり、人生の真っ当な道に戻ることを願っています」と投稿。

お咎め無しどころか、自分を襲った相手の更生を願う器の大きさを見せたシュワルツェネッガーさんは、「このことよりも、この大会で出会った素晴らしいアスリートのことに集中したい」とつづった。

シュワルツェネッガーさんの一連の対応に、「あなたのような人が必要だ」「ネガティブなことをいつでもポジティブに変えてしまう」と称賛の声が相次いたほか、「あなたはほんの少しも動いていないのに、この男は両足首をけがしたはず。レジェンドだ」と、作中で演じるターミネーターに見劣りしない強靱な肉体を褒める人たちもいた。