昨年末のスキー事故から約8週間たった今もフランスのグルノーブル大学病院で治療中の元F1ドライバー、ミハエル・シューマッハ。現在は、鎮静剤の量を減らし昏睡状態から覚せいさせるための処置がとられており、先日も肺炎にかかったものの回復したというニュースをお伝えした。
ところが、独の雑誌『Focus』が先日、「医師団が合併症を理由に、シューマッハの覚せい処置を断念した」と報道。各国のメディアはもとより、シューマッハの関係者に混乱を招く結果となった。元F1医師団代表のゲイリー・ハートスタインは、同誌の報道に対し、次のようなコメントを出している。
「記事を読んだが、ばかげている。シューマッハ側からの発表があるまで、このような憶測にすぎない情報は無視するべきだ。彼らの報道の意図が全く理解できない」
英日刊紙『デイリー・メール』によると、この心無い報道に対しシューマッハのマネージャー、サビーネ・ケーム氏は改めて「覚せい治療は継続中」との声明を出し「覚せい治療には長い時間がかかると我々は理解している。その過程で多くの誤った憶測をされるのは大変遺憾だ」と語っている。
今後も、シューマッハの回復を祈るとともに、容体に関する公式のニュースが入り次第、皆さんにお知らせしたい。
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
(2014年02月27日Autoblog日本版「【レポート】シューマッハの"覚せい治療断念"の報道に関係者が激怒!」から転載)