4月12日投開票の札幌市議選で「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね」とTwitterで発言したことで自民党札幌市支部連合会を除名されていた金子快之(かねこ・やすゆき)氏が落選した。
東区選挙区(定数9)には、無所属の金子氏を含め11人が立候補。札幌市選挙管理委員会によると、金子氏は5315票を得て12位の次点となり、最下位当選の候補に約1300票及ばなかった。
金子氏は兵庫県出身。東大経済学部を卒業後、航空会社「AIR DO」勤務などを経て、2011年4月の札幌市議選にみんなの党公認で初当選。2014年1月に離党し、自民党会派に所属していた。
2014年8月、Twitterで以下のように書き込んだことが批判を浴び、9月に所属していた自民党札幌支部連合会を除名されていた。
市議選を前にした2015年3月4日には、自身のブログに「アイヌは札幌の先住民族ではない」と題した文章を投稿し、以下のように述べていた。
先住民族の権利に関する国連宣言では、先住民族に資源や自治権をはじめとして
様々な権利を与えることを定めています。
もしアイヌが国連宣言の先住民族となると、我が国の主権の一部を自称アイヌの
人々に割譲するような事態になりかねません。
過去の洞爺湖サミットや様々な国際行事にアイヌ協会が顔を出して、いかにも
諸外国の先住民族と同様であるかのようなイメージ作りをしています。
(アイヌは札幌の先住民族ではないより 2015/03/04)
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