結局、名前はシャーロットのままに――。大分市の高崎山自然動物園が、誕生したばかりの赤ちゃんザルに「シャーロット」と名付け、「イギリス王室に失礼だ」などと批判を受けていた問題に5月8日、ようやく決着が付いた。
高崎山自然動物園は、イギリス王室が「どんな名前をつけるかは動物園の自由」としたコメントを受けて8日、肯定的な意見も寄せられたとし、名前を変えない方針を明らかにした。
大分市の高崎山自然動物園が赤ちゃんザルを英国王女にちなみ「シャーロット」と命名し、賛否両論が起きている問題で、佐藤樹一郎・大分市長は8日、記者団に対し「多くの方につけてもらった名前で、英国からの指摘(抗議)もないので、見直す必要はないと思う」と述べた。
(高崎山自然動物園:「シャーロット」変えず 赤ちゃんザル - 毎日新聞 2015/05/08)
高崎山自然動物園の付近には1000匹を超えるニホンザルが生息しており、毎年最初に生まれたと確認された子ザルの名前を公募していた。2日にイギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃の間に第二子の王女が生まれ、「シャーロット・エリザベス・ダイアナ」決まると「シャーロット」という応募が最多となり、動物園は6日、子ザルに「シャーロット」に命名した。
これを受けて、「イギリス王室に失礼だ」など批判的な意見が300件以上も寄せられたが、動物園がイギリス領事館に問い合わせた結果、問題がなかったため、そのまま「シャーロット」とすることになったという。
FNNの取材にイギリス王室は「どんな名前をつけるのかは、動物園の自由」と答えたという。
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