7月18日、車内が熱くなった車の中に閉じ込められた2歳の女の子を助けるために、工具で車の窓ガラスを割るカンザス州の女性の姿がカメラに捉えられた。
「窓は完全に閉められていて、すべてのドアがロックされていました。女の子は汗びっしょりでした」と、メリアム市内にあるフェイマスフットウェア店のマネジャー、サラ・オロペサさんは地元局「KCTV-5」に語った。
メリアム警察の発表によると、その日の外温は32.8℃だった。
オロペサさんは車の中に子供がいるのを見つけると、叫んで助けを求めながら駐車場から店内に飛び込み、従業員のポーシャ・ブランドさん（16）に伝えた。ブランドさんとオロペサさんの2人は椅子で窓ガラスを割ろうとした。また、通行人がドライバーでドアをこじ開けようとしたが、すべてうまくいかなかった。
「私は、ただただ祈っていました。『窓ガラスが割れなければ、女の子は死んでしまうわ』と」。オロペサさんはこのように語った。
最終的に、オロペサさんは窓ガラスを割るためにタイヤレバーを使い、別の通行人の女性がガラスに向かってトラックヒッチを投げつけ、救出をサポートした。約3分後、ガラスが割れ、女の子は無事車から解放された。
この事件を撮影していたクリスティー・スケールさんは「彼らが女の子を連れ出した時、彼女のポニーテール（の髪）と生え際から流れる滝のような汗だけが見えました」とテレビ局「Fox 4」に話した。
救急救命士が到着するまで、駐車場に居合わせた看護師が女の子の世話をした。
「最終的に、子供の叔母と叔父だと名乗る1組の男女が靴店にやって来て、彼女を引き取っていきました」とオロペサさんはKCTVに語った。警察の発表によると、男女は「女の子が1人だったのは4分間だけだった」と話していたという。
その後、メリーシャ・アンダーソン（24歳）とマルケス・アンダーソン（23歳）の姉弟がそれぞれ深刻な児童虐待の罪で告発された、とFox 4は報じた。車に残された子供は彼女たちの姪っ子だった、と当局は語った。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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