札幌市が、2026年開催の冬季オリンピックの招致をめざすことになった。11月27日に開会した札幌市議会で、上田文雄市長が「札幌市民の機運は醸成されたものとして、まさに機は熟したと判断し、札幌市として招致を行うべきととの結論に至りましたことを、今ここに表明いたします」と決意を示した。
実現すれば札幌市では2度目の冬季オリンピック。70メートル級ジャンプで日本人選手が表彰台を独占、「日の丸飛行隊」と呼ばれた1972年大会以来、54年ぶりとなる。
1972年当時に建設された施設の改修や、街の経済活性化などを目的に招致を決断した。札幌市が10月に行った市民1万人へのアンケートでは、約7割が招致に賛成。市議会や経済界も賛同したことなども、後押しとなったようだ。
2026年の冬季オリンピックには、スペインのバルセロナ、カナダのケベック・シティー、アメリカのリノ、デンバー、ボストン、アンカレッジなど複数の都市が招致を検討している。
■葛西選手「できれば選手で出たい」
ソチ五輪でメダル2個を獲得したスキージャンプ男子の葛西紀明選手も札幌オリンピックの再来を歓迎。サンスポによると、「日本での五輪は長野が最後だと思っていた。できれば選手で出たい」と、実現すれば53歳で迎えるオリンピックに、冗談めかしながらも意欲を示したという。
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