五輪ポスター、ヤフオクに次々 4万5千円で落札される
使用中止になった2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム入りのポスターが、インターネットのヤフーオークションに数点出品されていることがわかった。4万5千円で落札されたり、約10万円の高値がついたりしていた。東京都や都教育委員会が広報用に作製したポスターの可能性があり、都や大会組織委員会は、事実関係や経緯を調べている。
落札されたポスターは、五輪とパラリンピックの各1枚(縦103センチ、横73センチ)のセットで「幻のポスター」と題して出品。入札は5日午後2時前に5千円で始まり、同午後11時半過ぎに終了した。出品者は「とてもレア」「都議連のパーティーの際に配布された公式のもの」などと説明している。
同じサイトでは、都教委が作製し、学校などに配ったとみられる別のエンブレム入りのポスター1枚もオークションにかけられた。落札されたポスターの出品者とは異なるIDで2日午後に出品され、10日未明に終了予定で約10万円の高値がついていたが、6日午後2時前に落札者なしのまま終了した。
組織委が1日に使用中止を決めたことを受け、都は区市町村などに配布済みのポスターの撤去や廃棄を求めていた。
(朝日新聞デジタル 2015年9月6日21時14分)
(朝日新聞社提供)