アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで、マスクをするように求めたウーバーの運転手に乗客が咳をかけて、物議を醸している。
問題になった客が乗車したのは3月7日。
やりとりの一部を捉えた動画には、マスクをつけていない乗客がカドカ氏に咳をかける様子がうつっている。
さらにその乗客は運転席の携帯電話を奪った上にカドカ氏の顔からマスクを剥ぎ取り、別の乗客はカドカ氏を激しく非難している。
この件について警察が強盗傷害事件で捜査していると、サンフランシスコのテレビ局KPIXが報じた。
サンフランシスコ警察は、咳をかけた乗客とカドカ氏を非難した乗客が容疑者かどうかを公式に発表していないが、捜査を進めているとハフポストUS版に明らかにした。
警察によると、カドカ氏は3人を乗せた後にマスク着用を促した。しかし1人が拒否したために車から降りるように求め、そのことで口論が白熱した。
乗客のうちの1人は車から降りる時にカドカ氏に催涙スプレーをかけたという。
さらにカドカ氏によると、乗客たちは南アジア出身のカドカ氏に対して人種差別的な言葉も浴びせた。
やりとりを映した動画はソーシャルメディアで拡散。ウーバーはこの乗客の利用を禁止した。
乗客の1人はその後、ソーシャルメディアでウーバーとカドカ氏を非難し、別の配車サービス「リフト」を使うと宣言したが、リフトもこの乗客の利用を禁止した。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。