いよいよ3月に突入し、お花見シーズンが近づいて来ました。ウェザーニュースでは2019年「第四回桜開花予想」を発表します。
この開花予想は、「全国つぼみ調査」の2,446通の報告、「さくらプロジェクト」の参加者から届く報告、今後の気象予測をもとに算出しています。お花見旅行などの計画にお役立てください。
■開花予想のポイント ■
・福岡が開花一番乗り!3月末からお花見OK
・桜のつぼみは順調に生長
福岡が開花一番乗り!3月末からお花見OK
今シーズン、ソメイヨシノの名所の開花は今月20日(水)に福岡(舞鶴公園)からスタートし、翌21日(木・祝)には熊本(熊本城)・佐賀(神野公園)・東京(靖国神社)で開花を迎えます。
人気の桜名所である上野恩賜公園(東京都)は22日(金)、嵐山(京都府)は29日(金)に開花の見通しです。
西日本では例年並〜やや遅い予想、東日本ではほぼ例年並の予想です。早い所では開花から約1週間後には満開を迎えるため九州北部や中四国、関東南部の一部では今月末にはお花見OKとなります。4月上旬にかけて楽しめる見通しですが、花冷えが予想されるため寒さ対策が必要となりそうです。
北日本は、周期的に低気圧の影響を受けるものの、4月からは段々と晴れる日が多くなります。3月〜5月の気温は平年より高めの傾向で、ほぼ例年並の開花となる予想です。北海道道南(五稜郭公園)では、4月27日に開花を迎えた後、 GW中頃から満開の桜を楽しめそうです。
桜のつぼみは順調に生長
ウェザーニュースでは、全国を対象に桜のつぼみの様子を調査する「全国つぼみ調査」を2/28〜3/2に実施。
全国2,446本の桜(うちソメイヨシノ1,852本)の様子を分析すると、現在のつぼみの生長は、昨年同時期とほぼ同じペースで進んでいることがわかりました。
今冬は気温が高めで、休眠打破が遅れているところもあるようですが、断続的に寒気の影響を受けていることから休眠打破が行われたと見ています。
西・東日本は、開花の早かった昨年と比較すると遅れが出ているところもありますが、前回(2/21〜23)の調査よりも変化が現れており、順調に生長が進んでいることが伺えました。
一方、北日本は、つぼみの変化がはっきりと出始めるのは、3 月中旬以降になる見込みです。
(2019年3月5日ウェザーニュース「東京・上野公園は今月末からお花見OK 全国的に例年並も、暖冬により一部名所で遅れ」より転載)
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