堺屋太一さんが死去、83歳 「団塊の世代」を生んだ小説家

民間人閣僚として経済企画庁長官を務めたことも

経済企画庁長官などを歴任した作家の堺屋太一さんが2月8日、多臓器不全のため東京都内の病院で亡くなった。83歳だった。共同通信NHKニュースが10日に報じた。

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堺屋太一さん(1999年撮影)
Reuters

デジタル版 日本人名大辞典+Plusなどによると、堺屋太一さんは1935年7月13日、大阪市生まれ。東京大学経済学部を卒業後、当時の通産省に入り、大阪万博や沖縄海洋博などの企画に参加した。

在職中に書いた経済社会の潮流を洞察した小説が話題となり、1976年の「団塊の世代」はベストセラーに。その結果、「団塊の世代」は、第2次大戦後のベビーブーム時代に生まれた世代を指す言葉として定着した。

1978年に退官し、執筆に専念。民間人閣僚として1998年の小渕内閣、2000年第1次・第2次森内閣で経済企画庁長官を務めた。