広島・新井貴浩「幸せだったんじゃないのかな」 弟の阪神・良太の現役引退決断に思い語る

良太、2013年には開幕4番で先発
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広島の新井貴浩(左)と、引退を決めた弟の阪神、新井良太
Jiji

阪神の新井良太内野手(34)が、今季限りでの現役引退を決意したことが、10月10日、明らかになった。これを受け、兄の広島、新井貴浩内野手(40)は、シーズン中から話を聞いていたと言い「いろいろ気持ちが揺れ動いていたと思う。でも本人が決めたことだから」と語った。日刊スポーツなどが報じた。さらに、「最終的には良太の野球人生だから、自分で決めなさいと言った」と明かした。

最後は兄としての感謝の言葉を紡いだ。「中日、阪神の両球団の方、たくさん応援してくださったファンの方にも感謝。幸せだったんじゃないのかな。もちろん本人も感謝していると思うけど、兄としても両球団、ファンの皆さんに感謝しています」と締めくくった。

(「広島新井「幸せだったんじゃ」引退決意弟良太を語る - 日刊スポーツ」より 2017/10/10 12:19)

自身も阪神時代にともにプレーしたことがある新井貴浩はまた、「なかなか貴重ないい経験をさせてもらった。弟として気にはしていたし、とにかく明るく元気よくどんなときも姿勢が素晴らしかった」と語った

新井良太は、広島・広陵高から駒大を経て2006年に大学・社会人ドラフト4巡目で中日に入団。10年オフの交換トレードで阪神に加わり、13年には開幕戦に4番で先発した。

新井良太の通算成績(9日まで)は298安打、40本塁打、151打点、打率2割3分8厘。

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