ロシア南部のボルゴグラードの駅舎で29日、自爆攻撃が発生し、少なくとも16人が死亡した。
捜査当局が明らかにした。来年2月のソチ五輪を控え、過去3日間で2度目の死傷事件となった。
ロシア南部・北カフカス地域のイスラム武装勢力は、プーチン大統領が就任した2000年以降、市民への攻撃を繰り返しており、ソチ五輪開催を控えたロシア政府にとって、治安上最大の脅威となっている。
反テロ対策の専門家は、今後も同じような攻撃が起きる恐れがあると指摘。プーチン大統領は治安当局に対策強化を指示したが、五輪を安全に運営できるのか、懸念が強まる可能性もある。[ボルゴグラード(ロシア) 29日 ロイター]