ラグビー人気復活のカギを握るワールドカップでの日本代表の活躍

ラグビーのワールドカップがイングランドで開催されます。次回の2019年には日本での開催が予定されています。
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まもなく、ラグビーのワールドカップがイングランドで開催されます。次回の2019年には日本での開催が予定されています。

スポーツマーケティングの情報収集、分析、戦略化を実現する世界的な専門企業であるレピュコムでは先日、日本国内における総合的なスポーツの意識調査を実施。その中で今回はラグビーに関する報告をお届けします。

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まず、ラグビーに関して興味・関心の度合いを聞いたところ、以下の結果となりました。

・とても興味がある:3%

・まあ興味がある:11%

・あまり興味はない:28%

・まったく興味はない:58%

そして、「とても興味がある」「まあ興味がある」と答えた中で7割が男性でした。

・男性72% 女性:28%

「とても興味がある」「まあ興味がある」と答えた人の年齢分布を詳しく見ると45才以上で合計45.7%。半分近くを占める結果となりました。この年齢は大学時代をラグビー人気の真っ只中で過ごした層です。

・12才~19才:5.6%

・20才~24才:7.1%

・25才~29才:5.8%

・30才~34才:14.7%

・35才~39才:13.9%

・40才~44才:7.2%

・45才~49才:17.6%

・50才~54才:12.5%

・55才~59才:15.6%

その他の調査データを総合すると、日本のラグビーファンの特徴は以下のようになります。

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近年、日本のスポーツは国際舞台での活躍が、国内での人気に影響を与えるケースが見られます。その意味で今年の9月18日から行われる「ラグビーワールドカップ」イングランド大会の成績は重要です。

エディ・ジョーンズ ヘッドコーチ率いる日本代表の強化は順調に進んでおり、現在の世界ランキングは13位。昨年11月のランキングでは、過去最高の9位も記録しています。日本はプールBで南アフリカ(9月7日の世界ランク3位)、スコットランド(10位)、サモア(12位)、アメリカ(15位)と決勝トーナメントを争います。

また、先日発表されたワールドカップメンバーで応戦したい選手を、ラグビーに「とても興味がある」「まあ興味がある」と答えた人から聞いてみました。

◆ラグビーワールドカップ イングランド大会に出場する日本代表選手で、応援したい選手をすべてお選びください。

・五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ):22.0%

・藤田慶和(早稲田大学4年):12.9%

・福岡堅樹(筑波大学4年):12.0%

・大野 均(東芝ブレイブルーパス):10.4%

・リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス):9.3%

・畠山健介(サントリーサンゴリアス):8.2%

・田中史朗(パナソニック ワイルドナイツ):8.1%

・松島幸太朗(サントリーサンゴリアス):7.4%

・伊藤鐘史(神戸製鋼コベルコスティーラーズ):7.0%

・山下裕史(神戸製鋼コベルコスティーラーズ):6.8%

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トップの五郎丸選手は佐賀工業高校から早稲田大学に進学。学生時代から日本代表に選出されています。代表では副将でポジションはFB(フルバック)。プレースキッカーも努め、その正確なキックは日本代表の大きな武器です。

続く、藤田選手、福岡選手は大学生で期待の若手、大野選手は37歳のベテラン。日本代表キャップ数は94で歴代トップです。そしてリーチ選手は代表キャプテン。ニュージーランド出身で札幌山の手高校、東海大学と進み、現在は東芝所属。2013年に日本国籍を取得しています。

畠山選手は宮城県気仙沼市出身で体重115kg、通称は「空飛ぶヨコヅナ」。田中選手、松島選手は今季、世界最高峰の「スーパーラグビー」に参戦。伊藤選手、山下選手は神戸製鋼の所属です。

日本のワールドカップ初戦は9月19日(土)の深夜、優勝候補の一角、南アフリカと戦います。日本代表の健闘を祈っています。