ラグビーワールドカップ(W杯)のイングランド大会で9月19日、優勝経験が2回ある南アフリカを34―32で破り、強豪相手に劇的な勝利を挙げた。日本がW杯で勝つのは1991年大会のジンバブエ戦以来、24年ぶり。朝日新聞デジタルなどが報じた。
日本は前半8分、五郎丸がPGを決めて、3点を先制。南アフリカのトライとゴールで逆転されたが、30分にラインアウトからモールを押し込み、主将のリーチがトライ。ゴールも決めて10―7と再びリード。だが、33分に南アフリカにトライを許し、10―12で折り返した。
後半は先行する南アフリカに五郎丸のPGで食らいつき、29分に五郎丸のトライとゴールで29―29。一度29―32と突き放されたが、相手ゴール前で突進を続け、後半ロスタイムにヘスケスのトライで逆転し、劇的な勝利をものにした。
(ラグビー日本、南アから大金星 24年ぶりにW杯勝利 - ラグビーワールドカップ2015:朝日新聞デジタル 2015/09/20 02:53)
世界ランキングは日本13位に対して、南アフリカは3位。格上の優勝候補相手に鮮やかな逆転勝利だった。
開催地であるイギリスのメディアも続々と報道。ガーディアンは「ラグビーの歴史上最大の衝撃。単なるスポーツの枠を越えて波紋を生じたことは間違いない」と報じ、デイリー・テレグラフは「史上最大の番狂わせ」と伝えた。
ラグビーワールドカップの公式Twitterも「信じられない!」と投稿。
世界中で大ヒットした小説「ハリー・ポッター」の作者J・K・ローリングさんですら自身のTwitterに「こんな話は書けない」と記した。
ヘッドコーチのエディ・ジョーンズ氏が率いる日本は史上初の8強進出を目指し、23日にスコットランド戦に臨む。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー