電子とイオンの両方を伝導する材料は、電極、浸透膜、センサー、触媒に用いられるため技術的に重要である。こうした材料は、2種類以上の成分からなる複合材料であることが多く、それぞれの伝導モードは別々に用意される。
今回、「超イオン」伝導体ヨウ化ルビジウム銀(RbAgI)と電子伝導体グラファイトの複合材料が、この2つの材料の界面で極めて速い銀イオンの拡散を示し、個々の相では可能でないにもかかわらず、単相の混合伝導体に似た銀の過剰と銀の欠乏の両方を生じさせることが示された。
Nature536, 7615
2016年8月11日
原著論文:
doi:10.1038/nature19078
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