スタンリー・キューブリック監督の映画『フルメタル・ジャケット』に「ハートマン軍曹」役で出演した俳優のロナルド・リー・アーメイさんが、肺炎による合併症のため死去した。74歳だった。アーメイさんのマネージャーが4月16日、公式Twitterで発表した。
ロナルド・リー・アーメイさんはアメリカ海兵隊の元軍人で、教練指導官も務めた。愛称は一等軍曹の略称「ガニー」。
退役後に俳優デビューし、ベトナム戦争を題材にした映画『フルメタル・ジャケット』(1987年)の鬼教官・ハートマン軍曹役を務めた。スラングを多用し、訓練生たちを容赦なく叱責・罵倒するキャラクターを演じ、強烈な印象を残した。
『フルメタル・ジャケット』の他にも、『トイ・ストーリー』シリーズのおもちゃの軍曹役で声優を務めるなど、厳格な"軍人役"として多数の作品で活躍した。