今年の最後にテスラからとっておきのサプライズがあるようだ。テスラモーターズCEOのイーロン・マスク氏がツイッターで明かしたのは、年末にEVスポーツカー「ロードスター」のアップグレードバージョンを発表するという内容。それ以上の詳細は当日までのお楽しみとのことだが、ツイートには「大きな課題(昨年の「モデルS」の炎上事故のことかと思われる)に手を焼いていたおかげで発表が今になってしまった」との発言も。否が応にも期待が高まる。
マスク氏は、今年6月に行われたテスラ社の株主総会で「年内にロードスターで"何かクールなこと"をやる」と宣言していた。さらに夏には、英自動車情報メディア『Auto Express』に対し、「ロードスターが1回の充電で400マイル(約644km)走れるようにバッテリーをアップグレードする」とも語っていた。もしこれが実現すれば、「モデルS」の最上位モデルよりさらに135マイル(約217km)も長く走れることになる。ちなみに、アップグレードされる予定のロードスターというのは、米国では2008年から2011年まで販売されていた初代モデルで、1回の充電による航続距離は245マイル(約394km)とされていた。
今回のアップグレードは航続距離についてだけなのか、はたまた他にもある(AWDになる? あるいは最高出力がアップする?)のか。いずれにせよ年内には明らかになるので、続報を楽しみに待っていよう。
By Danny King
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
(2014年12月28日Autoblog日本版「イーロン・マスク氏がテスラ「ロードスター」のアップデートをほのめかす」より転載)
【関連記事】