AKB総選挙、須藤凜々花の結婚発表にNMB山本彩は「誰も知りませんでした」

会場の客席側で須藤の発表を聞いていたNMB48のメンバーたちが、すぐに声を揃えて「おめでとー」と須藤に声援を送った様子もテレビで放映されていた。

アイドルグループ・NMB48のメンバー須藤凜々花(20)が6月17日、AKB48の選抜メンバーを決める『第9回AKB48選抜総選挙』の開票イベントで結婚を発表した。AKB48グループの「恋愛禁止」ルールを逸脱した異例の結婚発表はファンだけでなく、メンバーらへも衝撃的な発言だったようだ。

須藤が所属するNMB48のキャプテンで、今回の総選挙には立候補しなかった山本彩(23)は翌18日、「皆さんへ」と題したブログを更新し、須藤の発言について消化しきれない思いを綴っている。

山本はキャプテンとして最初に「まずは、応援して下さっているファンの皆様をはじめ沢山の方々に、ご心配とご迷惑をお掛けして申し訳ありません」と謝罪。「あの場で言わなければいけなかったのか。これからどうするのか。私も、昨晩ずっと考えていました。ただ、今回が全てではなくて、今まで須藤凜々花という1人の人間と向き合い、その努力や軌跡を見てきた身としては、一緒に過ごした間に積み上がった信頼も決して薄くないので、全てを簡単に否定出来ないというのが本音です」と複雑な心境を明かした。

本人から説明があり次第、また更新するとしている。

また、会場の客席側で須藤の発表を聞いていたNMB48のメンバーたちが、すぐに声を揃えて「おめでとー」と須藤に声援を送った様子もテレビで放映されていた。「恋愛禁止」ルールを破った仲間をすぐに祝福した他のメンバーに対しても、ファンの一部から疑問の声も挙がっている。

その点について、山本は「当日の事については、発表されるまで誰も知りませんでした。故に、あの宣言をあの場で真剣に事実だと捉えるメンバーは配信で観ていた私含め、1人も居なかったと思います」と解説。祝福の声をあげたメンバーについて、「どうすれば良いか分からない中、咄嗟に考えた、NMBメンバーなりの配慮だったと思います」と、仲間を擁護した。

須藤はAKB48の49枚目のシングル曲を歌う選抜メンバーの上位16位にはランクインしなかったが、31799票を集め20位に入り、カップリング曲を歌う「アンダーガールズ」のメンバーに抜擢された。順位が発表された後の壇上スピーチで須藤は喜びのコメントを述べたあと、「私、NMB48の須藤凜々花は結婚します」と電撃発表した。

須藤の結婚発表を巡って、「週刊文春」は総選挙後、須藤が医療関係の仕事に就く一般男性と交際していたと報じている。須藤は近日中に記者会見を開く予定だという。

須藤は東京都出身で、2013年11月にAKB48グループの「ドラフト会議」で選出され、2014年1月にNMB48に加入した。ニックネームは「りりぽん」。

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▼須藤の壇上スピーチ(全文)

みなさん、いっぱい応援してくださって本当にありがとうございます。20位、1番嬉しいです。みなさんと一緒に過ごした総選挙期間とってもとっても楽しかったです。

私は、すごく人として足りない部分がたくさんあって、そんな中このグループでみなさんに出会って、たくさん人の愛に触れて、私が言っちゃいけないことばっかり言うんんですけど、そんなのもスタッフさんはいつも助けてくださって、一緒に青春してくれたNMB48のメンバーのみんなも本当にいつも優しくて、本当に私の青春で...。そんな大好きな大好きな皆さんに囲まれて、私はすごく人の愛について知って、初めて人を好きになることが出来ました。

私、NMB48の須藤凜々花は結婚します。

えっと...すごくふざけているように聞こえるかもしれませんが、私はいつも本気で、みなさんも本気で応援してくださっていて、たくさんの夢を一緒に叶えてきてくれました。そんな中、私は本当に好きになれる人に出会えました。

私は今までのアイドル人生に1点の曇りもなく、嘘偽りもなく、本当に本当に皆さんのことを、アイドルとしてではなく人間ひとり、須藤凜々花として大好きでした。だからこれから私が結婚するっていう気持ちも本気です。みなさん本当にいつもありがとうございます。本当に嬉しいです、20位。ありがとうございます。

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