「メンバーのお話をちゃんと聞いてあげてください」指原莉乃、卒業スピーチで運営にお願い【スピーチ全文】

HKT48指原莉乃が、卒業コンサートで述べたメッセージの全文を紹介する。
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時事通信社
 

指原莉乃、涙の卒業スピーチ「私は11年間、本当に幸せでした」【全文掲載】

 HKT48指原莉乃の卒業コンサート『~さよなら、指原莉乃~』が28日、横浜スタジアムで行われた。この日をもってAKB48グループを卒業、アイドル人生に幕を下ろす指原は、「アイドルになったことを後悔したことは一度もありません。私はアイドルという仕事が大好きでした」とメッセージを残した。

 

 客席を埋め尽くした3万800人の鳴り止まないアンコールに迎えられ、純白のドレスをまとった指原は、総合プロデューサーの秋元康氏に向けて「秋元先生、見つけて育ててくれて本当にありがとうこございました。私がAKB48が好きになったきっかけは秋元さんの詞です。『恋するフォーチュンクッキー』に出会えて本当に幸せです」としみじみ。

 メンバーには「仲良くしてくれてありがとう。優しくて強い女性になってください」とメッセージ。ファンに対しても「11年間アイドル、莉乃ちゃんでいさせてくれてありがとう」と感謝し、「他のアイドルを好きになることがあると思います。そんなことでは怒りません」と寛容さを見せつつ「だけど元々、私のことを応援してくれた人として、恥ずかしくない行動をとってね。アイドルに優しくしてね。意地悪したり、説教したりする人にはならないでください」と伝え、笑いも漏れた。

 最後には「アイドル・指原莉乃と、そのファンとの最後の約束です」と呼びかけると、「みんなが将来、指原を応援していたと言っても恥ずかしくない人間でいます。ちゃんと幸せでいます。だからみんなも幸せでいてね」とファンの幸せを願った。

 以下、卒業スピーチ全文。

 4ヶ月前に卒業発表してから、あっという間に時間が経って、きょうこの日が、そしてこの時が来てしまいました。こんな時じゃないと感謝の気持ちも言えない口下手なので、ここで少し時間をください。

 まず、HKTマネージャー、そしてHKT運営の皆さん、今まで本当にありがとう。特にマネージャー陣には、たくさん怒ってごめんなさい。みんなには感謝の気持ちもたくさんあるんですが、これからのHKTに関してお願いがあります。それは、メンバーのお話をちゃんと聞いてあげてください。メンバーみんな、人生をかけてアイドルになっています。だからこそ、みんなの話をしっかりと聞いてあげてほしいです。でも間違ったことを言ってしまう場合もあります。その時は、目を見て一から何がいけないのか、わかるまで教えてあげてください。ワンマンになってはいけません。ファンを信じて、メンバーを信じて、一緒に進んでいってください。みんなでHKT48です。これからも風通しのいいHKTでいてね。

■スピーチ続き

 そして、メイクさん、衣装さん。みんなのおかげでこうやってステージに立ててます。本当に今までありがとうございました。でもこれからの皆さんの力は、AKBグループの誇りだと思っています。これからもグループをよろしくお願いします。

 そして、演出チームの皆さん、コンサートスタッフの皆さん。皆さんのおかげでアイドルとしての寿命がすごく伸びた気がします。皆さんに出会ってからのコンサートは、本当に本当に楽しかったです。タレントとしての仕事も好きだけど、やっぱりステージが好きでした。本当にありがとうございました。たくさんワガママ言ってごめんなさい。全部かなえてくれてありがとうございました。

 そして、秋元先生。見つけてくれて、育ててくれて、本当にありがとうございました。私がAKBを好きになったきっかけは、秋元先生の詞です。今になって秋元先生に詞を書いていただけるありがたさを感じています。自分のプロデュースする立場になって、発表したように新公演を書いています。そんな時に秋元さんのすごさ、偉大さを改めて実感しています。今までありがとうございました。「恋するフォーチュンクッキー」に出会えて、とっても幸せです。これからもたまには、アドバイスをください。

 そして、メンバーのみんな。仲良くしてくれてありがとう。何より大切な宝物です。みんなに出会えてよかったです。しつこいけど、優しくて強い女性になってください。みんななら、ファンの皆さんに必ず幸せを与え続けられるって信じています。おバカさんばかりで、でも正直で嘘をつけない一生懸命なみんなのことが大好きです。みんなの幸せを何より願っています。つらいことがあったとき、うれしいことがあったとき、いつでも連絡してね。

 そして最後はファンの皆さん。11年間、アイドル莉乃ちゃんでいさせてくれて、本当にありがとう。みんなならわかってくれるはず。優しいみんなに甘えて、感謝の言葉も、正直な気持ちも伝えるのが苦手で、本当にごめんなさい。どんなときも守ってくれて、本当にありがとう。これから先、他のアイドルを好きになることがあると思います。私ももちろんそんなことでは怒りません。だけど元々、私のことを応援してくれた人として、恥ずかしくない行動をとってね。アイドルに優しくしてね。意地悪なことを言ったり、説教しちゃうような人にはならないでください。

 ここからは、アイドル指原莉乃と、そのファンとの最後の約束です。みんなが将来、指原を応援していたと言っても恥ずかしくない人間でいます。ちゃんと幸せでいます。だからみんなも幸せでいてね。私は11年間、本当に幸せでした。アイドルになったことを後悔した日は一度もありません。嫌で辞めたいと思ったこともありません。私はアイドルという仕事が大好きでした。みんなのことも大好きです。本当にありがとう。

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