アジア系への憎しみをやめろ――歌手のリアーナさんがニューヨークの街に飛び出し、アジア系へのヘイトや差別反対を訴えた。
リアーナさんが参加したのは、ニューヨーク市で4月4日に開かれた抗議デモだ。
リアーナさんのアシスタントのティナ・トゥロンさんが、リアーナさんがサインを作る写真や抗議活動に参加する動画を、InstagramやInstagramストーリーに投稿した。
手作りサインの片面には、「ストップ・アジアン・ヘイト(アジア系への憎しみをやめろ)」、反対側に「ヘイト=人種差別は神への反逆」と書かれている。
トゥロンさんは他にも、リアーナさんが抗議活動に参加した動画と画像を投稿している。
グレーのパーカーにレザージャケット、ベースボールキャップとサングラスとマスクをしたリアーナさんを、本人だと認識した人はほとんどいなかったようだ。
リアーナさんにInstagramのユーザーネームを聞いた仲間の抗議活動参加者が「これがあなたですか?」と驚く様子も投稿されている。
この抗議活動の数週間前の3月16日、ジョージア州アトランタのマッサージ店で銃撃事件が発生し、8人が死亡している。そのうち6人がアジア系の女性だった。
マッサージ店銃撃の後にも、リアーナさんはInstagramで抗議活動の写真を投稿し、「昨日アトランタで起きたとても残虐で悲劇的な出来事は、決して他と関係ない事件ではありません」と訴えている。
そして「アジア系コミュニティのことを考えると、胸が張り裂けそうです。私の心は昨日亡くなった方の愛する人たちとともににあります。憎しみを止めなければいけない。#ProtectAAPILives(AAPIの人たちの命を守れ)」と、力強いコメントでヘイトクライムに反対した。